リフォームアドバイザーの仕事内容

そもそもリフォームアドバイザーとはどのような職業なのか、具体的な仕事内容についてまとめてみました。勤務する会社によって多少の違いはありますが、基本的な知識としてチェックしておきましょう。

リフォームに関するアドバイスや提案

リフォームアドバイザーは、住まいのリフォームを検討しているお客様に対し、適切なアドバイス・プランの提案を行う仕事です。

リフォームを行うにあたって重要なのは、お客様が現状どのようなことに困っており、どのようなリフォームを希望しているのかを正確に把握すること。それに合わせたプランや素材について、プロの目線からアドバイスするのがリフォームアドバイザーという職業なのです。

現地調査・ヒアリング

リフォームアドバイザーは、依頼を受けたお客様の自宅を訪問し、リフォームを検討している箇所の確認・採寸・要望のヒアリングなどを行います。

現地調査では、建築や設計の知識に基づいて建物の構造・配管の位置といった技術的なデータも把握。ヒアリングでは、お客様の要望をはじめ、ライフスタイル・家族構成・予算などを聞き取り、プランに落とし込んでいきます。

プラン・見積り書の作成

現地調査やヒアリングによって得られた情報をもとに、リフォームのプランと見積もりを作成します。プラン作りでは、デザイン・機能性・予算などを踏まえていくつかのプランを作成。

見積書の作成では、工事費・材料費・人件費といったコストを詳細に計算し、透明性のある見積もり書の提出を心がけます。

プランと見積もり書の提案、および商談

作成したリフォームプランと見積書をお客様に提示し、内容について詳しく説明します。説明についてはメリット・デメリットについて明確にし、お客様の疑問や不安を払しょくすることが重要です。

場合によっては、より具体的なイメージを固めるためメーカーのショールームなどへ同行し、商品選び・デザイン決定をサポートすることもあります。

契約業務

提案したリフォームプラン・見積内容にお客様が納得できれば、契約締結となります。この契約を担当するのもリフォームアドバイザーで、施工会社・工事内容・スケジュール・費用・保証内容などを記載した契約書を作成。お互いが納得できる形で契約を締結したら、具体的な施工に入ります。その間も、お客様の疑問や不安の解消に努めることが大切です。

工事の手配、現場の管理

リフォームアドバイザーは工事を依頼する施工会社・職人を手配し、スケジュール調整などの管理業務も担います。施工会社へ発注をかける際には、手戻りがないようしっかりと確認したうえで打ち合わせを行い、トラブルの発生を防ぎます。

リフォーム工事の着工にも立ち会い、職人や近隣住民へのあいさつを行うこともリフォームアドバイザーの業務のひとつです。

現場での施工管理業務

リフォーム工事期間中も現場へ足を運び、管理業務を遂行します。現場では、工事がスケジュール通りに進んでいるか、設計通りに工事が行われているか、職人のマナーや行動に問題はないか、といった部分をチェック。

進捗についてお客様に報告し、工事完了まで安心してお待ちいただけるようにします。また、お客様の要望を職人へ伝える、といったサポート業務も役割のひとつです。

アフターフォロー

リフォーム工事が完了したあとも、リフォームアドバイザーはお客様のアフターフォローを担当します。引き渡し時には工事内容の確認・使用方法についての説明を行い、その後も定期的なメンテナンス・修理・相談対応などを実施。

長きにわたるお客様との信頼関係を築くことにより、リピート依頼や新規顧客の獲得につなげていきます。